みなさんお馴染み、日本人女性も大好きなコーチ(COH)が社名変更していますようです。新しい会社の名前はタペストリー(TPR)。
このニュースを見たときはもうビックリしてしまいました。
え?タペストリーってどういうこと?何?
名前を変えるなんてもったいない
寂しいですね。
みんなに親しまれてきた歴史ある名前をわざわざ捨てるなんて、正直もったいないなーと素人ながらに思ってしまいます。
というか、このニュースを知らない人は社名変更後混乱しますよ?
タペストリーなんて聞いても何の会社かわからんし。
どうやらアメリカ人達も同じようなことを考えているようでソーシャルメディアで大反発が起きているみたいです。
ひどいコメントだと、名前変更言い出したやつをクビにしろとかあるみたいです。
ただ、コーチに関して最近はネガティブなニュースが多く、他の高級ブランドと比較すると安物ブランドイメージがあると言われていて残念なかんじではありました。
日本では、アウトレットで安売りしまくった結果、ブランドイメージが大きく毀損してしまいました。
アメリカでも定価ではなかなか売れなくなってしまったようです。値下げしないと売れないってブランドとしては致命的でしょう。
値下げして長期的に状況が良くなることなんてそうそうないのです。
競合他社との競争も厳しいようですので、さらなる成長のためにはハイエンドブランドイメージを復活させていくか、新興国でのマーケット展開をがんばっていく必要があります。
安売りしなくてもみんなに受け入れてもらえるブランド作りをがんばるか新市場を開拓するかということです。
そういったことも見越しての社名変更なのかな??
心機一転がんばっていこう的なやつ?
コーチというブランドがなくなるわけではない
ただ、勘違いしてはいけないのが、コーチというブランドがなくなるという意味ではなくて、コーチ含むさまざまなブランドを提供している企業体として社名を新たにするということなんですね。
そういえばコーチは2015年にスチュワート・ワイツマン、最近でもケイト・スペードを買収したりしてましたもんね。
ケイト・スペードはアパレル商品・バッグ・靴・アクセサリーなどを取り扱っており、日本でも若い女性に支持層が多いように感じます。
電車内でも20代と思われるOLがケイト・スペードのバッグを持っているのをよく見ますしね。
これらの買収をきっかけに若い層を顧客として取り込んでいく他、欧州やアジアでのブランド展開を強化していくようですから、今後も買収を繰り返し保有ブランドを増やしていくつもりなのかもしれません。
そういうわけで、社名変更しようともコーチというブランドは残りますし、ケイト・スペードというブランドだって残ります。
これを聞けば、みなさん安心するのではないのでしょうか。
やっぱりコーチブランドはコーチでなければならないんです。(持論)
松下電器産業がパナソニックになった事や、松尾糧食工業がカルビーになった事と同列に考えてはいけません。
別に家電やお菓子なんてブランドを強く意識して購入しているわけではありませんし、ぶっちゃけ社名なんてなんだっていいわけです。(これはちょっと言い過ぎかもしれませんが。)
品質さえ良ければ、松下でもパナソニックでも気にしないわけです。
しかし、コーチようなブランドありきの商品は違います。
コーチのバッグはコーチというブランドであのロゴがついているから買ってもらえるんです。(すみません。完全に持論です。)
コーチはコーチでないと買ってもらえないんです。
社名変更は10月31日付
コーチによると社名変更は10月31日付で、ニューヨーク証券取引所のティッカーは TPR になるそうです。
さよなら、コーチ。(何度も言いますが社名が変わってもブランドは消滅しませんよ!)