違法タバコに苦しむブリティッシュ・アメリカン・タバコ マレーシア

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ マレーシア(BATO) は、マレーシアにてタバコの生産・販売を行う会社です。

 

その名前からも分かる通り、イギリスのロンドンに本社を置くブリティッシュ・アメリカン・タバコBritish American Tobacco Plc)が持つ世界的な有名ブランドタバコをマレーシアで販売しています。

いろんな方の投資ブログを拝見していると、本国のブリティッシュ・アメリカン・タバコに投資している人は結構みかけます。

 

マレーシア国内で6割程度の圧倒的シェアを有する同社ですがこのところ違法タバコの増加に苦しんでいるようです。

タバコ税の引き上げ

違法タバコ蔓延の原因のひとつとされているのが、マレーシア政府によるタバコ税の引き上げです。

 

2015年にマレーシア政府は税収増を目的としてタバコ税を大幅に引き上げました。

同社は税率上昇分をタバコ販売価格に転嫁せざるを得ず、それにより減収となってしまいました。

 

密輸タバコも悩みの種

それだけならまだしも、国内で購入できる合法なタバコの値段が高いことから、違法なルートで密輸した違法タバコの流通量が増えてしまいました。

 

違法タバコというのは前々からも大量に出回っていたようですが、合法タバコの値段が上がれば上がるほどさらに客がそちらに流れていってしまうようです。

 

「違法なタバコなんて健康面に害はないの?」とか色々ツッコみたいところもありますが、高くて買えないのだから違法でもそれを買うしかなくなっているのでしょう。

 

こうなると、税関に税金を納めていない密輸ルートのタバコに価格競争で勝てるはずもありませんので、まともに製造・販売している会社は大打撃です。

 

もちろん同社だけでなく、マレーシア国内2位のフィリップ・モリスだって、3位のJTだって同じ状況ですので皆等しく苦しんでいます。

しかも違法タバコの取り締まりも上手くいってないんですよね。マレーシア政府がんばって!!

 

株価はずっと低調

こんな状態ですから、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ マレーシア(BATO) の株価はタバコ税の増税があった2015年から綺麗な右肩下がり。

 

70MYRくらいから40MYRくらいまで落ちてきていますので、2年で4割程度株価が下がっています。

 

配当利回り5%台になり、これから購入を検討しているインカムゲイン狙いの投資家は喜んでいるかもしれませんが、数年前から保有している方々は大きな含み損を抱え、とても辛い状況かと思います。

マレーシアの通貨(リンギット)も安くなってしまっていますからね。

 

違法タバコの撲滅に成功したとき株価が一気に噴き上げるかもしれませんが、そんな日が来るのかどうか。

マレーシアのタバコ産業の苦境はまだまだ続きそうです。

 

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