旦那さん宛に、三菱東京UFJ銀行から写真のような「投資信託販売額ランキング」という資料が送られてきました。こんなチラシです。
顧客全員に送っているのか特定条件に基づいて脈がありそうな人だけに送ってるのかは分かりません。(もし後者だとすれば、我が家はお金持ちだと勘違いされていることに・・・。)
私もUFJの口座持ってますけど、私には送られてきてませんよ?
旦那さんが投資信託大嫌い人間(でもETFは好き)ですので、見ずに捨てようとも思いましたが、銀行窓口で投資信託を購入するような方はどんな商品を買うのか少し興味を持ったのでちょっと見てみることにしました。
ではでは、銀行窓口で人気のある投資信託上位3位をご紹介いたします!!
3位 スマート・クオリティ・オープン(安定型)
運用会社 : 三菱UFJ国際投信
購入時手数料 : なし
信託報酬 : 1.704% ± 0.10%程度
信託財産留保額 : なし
3位は、国内株式、国内債券、国内リート、先進国株式、先進国債券、先進国リート(REIT)、新興国株式、新興国債券の8資産に分散投資する商品です。
このシリーズは、顧客のリスク許容度に応じて、以下の目標リスク水準の異なる3つのファンドが用意されており、そのうちの安定型というものに該当します。
分配金は3か月に一度を目安に出しているようですが、調子の悪いときは無しになります。
購入時手数料がないのは良心的ですが、やっぱり信託報酬は安くないです。
2位 JPMベスト・インカム(毎月決算型)
運用会社 : JPモルガン・アセットマネジメント
購入時手数料 : 2.16%
信託報酬 : 1.60%程度
信託財産留保額 : なし
2位は、JPモルガンのグローバルなネットワークを活用して、世界の債券、株式、リート(REIT)、その他の有価証券を投資対象とし、高いインカム収益および値上がり益が期待できるアセットクラスに投資をする商品。
組み入れ上位は、英国製薬企業グラクソ・スミスクラインやフランスのリート(REIT)商品、独医療機器メーカーシーメンスなど。
世界的な株高に支えられ、分配金込みで考えた場合の基準価格は一応上昇中です。
純資産総額が順調に右肩上がりなのは営業マンたちが必死にゴリ押ししているのでしょう。
1位 インド債券オープン(毎月決算型)
運用会社 : 三菱UFJ国際投信
購入時手数料 : 3.24%
信託報酬 : 1.62%
信託財産留保額 : 0.3%
1位はなんとインドの債権で、インドの公社債を中心に投資をしている毎月分配金を出すタイプの商品。
みなさん、インドへの期待値が高いのでしょうか。なんといってもインドは13億人の人口を抱え、その大半を若い人々が占めていますからね。とても巨大なマーケットを有する大国です。
基準価格はずっと10000前後で停滞かつ購入時手数料や信託報酬の高さばかりが気になってしまいますが、毎月結構な額の分配金(1万口あたり70円)を出しているので購入者は一応儲かってそうです。
そんなことより7月頃から純資産総額が急増してますが何があったんですかね?
どこかの富豪が大人買いしたのか、それともやはり三菱東京UFJ銀行の営業マンたちがこの商品をゴリ押ししているのか…?謎です。
感想とか
上位3位を見ていての感想ですが、やはり投資信託は購入時手数料や信託報酬の高さが気になりますね。
特に信託手数料は、投資信託を保有しつづける限りずっと払い続けるものですから、長期投資家としてはこのポイントは無視できないと思います。
何十年も保有を続けていると、恐ろしい額の信託報酬を支払うことになってしまいますので、極力安い商品を探すことが重要です。
それから、日本人はやっぱり分配金が出るタイプの投信が大好きですね。
ネットではとても評判が悪い分配金が出るタイプの投信ですが、銀行窓口で投信を買う客(おじいちゃんとおばあちゃん?)というのはインターネットなんてほとんど見てないでしょうから、特に何とも思ってないんでしょうね。
今年は、世界的に資産価格の上昇が続いているおかげで、ぼったくりのような信託報酬を払いながらでも利益が出ていそうな点は幸いです。
もし毎年高い信託報酬を払わされて基準価格も下がるだけのような状況だったら私なら発狂して気絶してしまいます。