先日、持ち株のファルコホールディングス(4671)を泣く泣く売却しました。
この会社、臨床検査受託サービスを提供している会社なのですが、子会社ファルコシステムズの施設で火災が発生したとのことで、その影響が読めないことから一旦利益確定することにしました。
大きな企業であれば、施設ひとつで火災が発生しても全体から見ると微々たる影響ということもあるのですが、そんなに大きくない会社で施設ひとつ燃えてしまうと影響が大きすぎるのでいったん逃げています。
貴重かつ優秀なQUOカード優待銘柄だったんですけどね・・・。残念です。
会社からの発表(2019年2月3日時点)
火災があった日に会社から以下のような内容が発表されました。
子会社で発生した火災に関するお知らせ(第 1 報)
2019 年2月3日(日)午前8時 30 分頃、当社連結子会社株式会社ファルコバイオシステムズにて火災が発生いたしました。同日午前 11 時頃、鎮火いたしました。
近隣の皆様をはじめ、株主の皆様、お取引先様、関係者の皆様にご迷惑、ご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。本件につきまして、下記のとおりお知らせいたします。記 1.発生日時・経緯
2019年2月3日(日) 午前8時30分頃 出火
2019年2月3日(日) 午前11時頃 鎮火2.発生場所
株式会社ファルコバイオシステムズ 総合研究所
(京都府久世郡久御山町田井西荒見17-1)3.発生原因
出火原因につきましては、現在調査中です。4.被害状況
人的被害はありません。
物的被害及び生産への影響等は現在調査中です。5.業績への影響
業績に与える影響につきましては現在調査中であり、今後開示の必要が生じた場合は速やかにお知らせいたします。
これを受け、検索の受託が停止してしまい、2月6日には業績予想の修正をしています。
検査処理能力の約5割を喪失し、一部の特殊検査については処理能力を全失する結果となったということで甚大な被害です。
火災による損失額を正確に見積もることが困難な状況であるため、業績予想を未定が変更されてしまいました。
また、代表取締役の報酬減額も発表されています。
大混乱状態です。
会社からの発表(2019年3月11日時点)
そして、先日3月11日の会社発表がこちら。
子会社で発生した火災に関するお知らせ(第 6 報) 検査体制構築の進捗状況
このたび 2月3日に当社連結子会社株式会社ファルコバイオシステムズにて発生した火災では皆様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。本件につきまして、下記のとおりお知らせいたします。記 1.検査体制の構築
受託停止しております検査のうち主要な項目については、社内体制整備及び他社検査センター様への外注により順次受注を再開し、本年4月1日よりほぼ全ての項目を受託再開する目処がたちました。
全面操業停止となりました総合研究所については、本年4月1日より一部操業を再開するとともに、6月~7月を目途に検査体制を再構築する予定です。東海中央研究所及び岡山研究所においても設備の増強に着手しており、岡山研究所では本年5月、東海中央研究所では来年1月に完成予定です。その結果、全体としてほぼ従前の検体処理能力に回復する見込みです。
なお、未だ検査結果の報告には火災前と比較して遅れが生じている地域があり、改善に努めている状況です。
2.業績への影響
2月6日に「業績予想の修正に関するお知らせ」を公表しております。
今回の火災による会社業績への影響は多大なる影響が発生することが見込まれ、売上高の減少及びコストの上昇により相当期間業績が低迷することが予想されます。影響額につきましては、未だ合理的に見積もることが困難な状況であり、現段階で精査中ですが、3月下旬までには公表できる見込みです。
自社ではなく外注を利用することにより受注を再開しはじめており、4月からはほぼすべての項目の業務受託が再開できる目途がたっているようです。
事業を継続できるということですので、株主の皆さんはホッとしたことでしょう。
ただし、恐ろしいポイントもあります。
業績予想は3月下旬に発表できる見込みとのことですが、どんな内容になるのか怖すぎます。
「相当期間」業績が低迷するとも書かれていますし、ホールドを続ける方は相当な覚悟が必要です。
株の世界では、悪材料出尽くしで上昇するようなこともありますが、反対に動く可能性も十分あるので、利が乗っているうちに無理せずいったん撤退することにしました。
いつか再インするかどうかは未定です。
できれば今回売却したことを後悔するくらいの大復活を遂げてくれるように祈っています。
関連記事です。優待QUOカードの使い道。
クオカードゲット報告記事です。