米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版が、米交流サイト大手フェイスブック(FB)が仮想通貨事業への参入に向けて準備を進めていると関係者の話として報じました。
フェイスブックは総額約10億ドルの出資を、ビザやマスターカードなどに打診しており、出資金で仮想通貨の価値を安定させ、仮想通貨ビットコインのように価格変動が大きくなることを防ぐつもりのようです。
また、利用者がフェイスブック上に表示された広告を見たり、買い物をしたりすれば、見返りとして、少額の仮想通貨を利用者に支払う案も検討されています。
こんな大きな会社が本気で仮想通貨参入を宣言してくるなんてびっくりですね!!
仮想通貨広告の禁止をしたのに?
コインチェック事件以降、日本でも何かと風当たりが強い仮想通貨でしたが、今年2月頃には「Facebookが仮想通貨とICO広告を禁止する」というニュースが流れていたような・・・。
他の仮想通貨は認めないし広告は排除するけれども、自社の仮想通貨は作るってことですかね?
なんか都合が良さすぎじゃないですね?
ワイの世界のルールはワイが決めるんや
ステーブルコイン方式(後述)が採用されているので、投機的な怪しい通貨とは異なっているということでしょうか。
なんだかよく分かりません。。
利用者離れが止まらないフェイスブックの逆襲がはじまるか?
皆さんご存知の通り、現在、日本のみならず本国米国でもフェイスブック離れが加速しています。
日米ともに特に若年層での減少が顕著です。
実際フェイスブックは若者からすると、自分の両親、おじさん、おばさんなどの世代ばかりが利用しており、入りづらいコミュニティができあがってしまっているので仕方ないことなのかもしれません。
また、大量の個人データが流出した問題で利用者の信頼を失ったのも引きずっています。
私もアカウント削除まではしてませんが、もう何年も投稿しておらず、たまに旧友の投稿に「いいね」をするくらいです。
しかし、フェイスブックの仮想通貨がもし流行するようなことがあれば、もう一度フェイスブックの黄金期がやってくる可能性もあります。
知名度もありますからECサイトでもっとも利用される仮想通貨になる可能性も否定できません。
フェイスブック株買っとく?
ステーブルコインの採用
冒頭で述べたとおりフェイスブックは、「仮想通貨の価値を安定させ、仮想通貨ビットコインのように価格変動が大きくなることを防ぐ」ことを狙っています。
このようなコインはステーブルコインと呼ばれます。
ステーブルコインとは、一般的には「価格変動(ボラティリティ)の無い通貨」を指し、価格が一定である通貨のことをさします。
決済手段に使う通貨の価値が日々大きく変動していたら使いづらくて仕方ないですよね。
例えばビットコインです。
ビットコインのような価格が不安定の仮想通貨は、決済には不向きと言われます。
日々レートが大変動して、昨日買えたはずのものが今日は買えなくなってしまっているということが発生してしまいます。
外国為替でもレートは変動しますが、そこまでダイナミックに動くことはまれです。
このような問題を防げるのがステーブルコインというわけです。
価格が安定すれば普段の買い物で使いやすいです。
とはいうものの、買い物をする人には嬉しい仕組みですが、価格変動で利益を狙うギャンブラーにはつまらない仕組みでしょう。
投機目的で使える通貨ではなくなるということですね。
今存在する仮想通貨はほぼ投機目的でしか使われていないですからね。
いつから利用できるようになる?
このフェイスブックの仮想通貨についてですが、まだ具体的な情報が出てきていないため、いつから利用できるようになるかはまだ分かりません。
ですので、おとなしく続報を待ちましょう。
現在利用者減で苦境に立たされているフェイスブックですので、なんとしても次なる事業で復活を遂げるために必死で検討を進めているはずです。
【2019年6月5日追記】続報あり(米CFTCと話し合い実施)
フェイスブックは仮想通貨発行のため、米CFTC(商品先物取引委員会)との話し合いを行なっていると、英有力経済紙Financial Times(FT)が最新の報道で明らかにしています。
今回の対話は初期段階のものとされており、フェイスブック社の独自通貨がどのようにCFTCの管轄下に置かれるかをめぐる内容だったとい報じられています。
また、米国以外の規制当局や複数の国の中央銀行とも対話を進めているようです。
フェイスブックの本気度がうかがえます。
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