お義父さん、ごめんなさい。
この間、あなたがTATERU(1435)の株主優待クオカードを持っているのを見てしまったんです。
あなたの購入単価が何円かは分かりませんが、もし去年の天井(約2400円)で購入していたら株価は10分の1以下になってしまっています。
本日も激下げして、株価はついに200円を割っていますよね。
お元気にされていますか?
悶絶しそうなチャートとはまさしくこういうことを言うんでしょうね。
去年悪い意味で有名になったTATERU
昨年はTATERUの不正問題が大きく取り上げられ、悪い意味で有名な会社になってしまいましたよね。
もともとTATERUは、近年の不動産投資ブームの波に乗り、スマホアプリだけで土地の購入からアパートの建築、管理までをすべて行うことができるというモデルを構築して急成長を遂げてきました。
しかし、TATERUはどこで誤ったのか不正に手を染めてしまいます。
事の発端は、アパート経営を始めたいというある男性でした。
この男性には23万円しか預金がなく、銀行融資を受けるのが極めて厳しい状況でした。
そこで、TATERUは融資申し込みの際に、この男性の預金残高を改ざんして、「23万円」の頭に6をつけて「623万円」としたのでした。
その後、この事実がスクープされた後にも不正行為が続々と指摘され、紙面を賑わせることになってしまいました。
もちろん株価は急降下です。
実は、私も一時期TATERU株購入を検討していたんですよね。
悩んでいるうちに不正が明らかになって株価が暴落して、「あぁ、買わなくて良かった~」なんて思っていたのですが、まさかこんなに身近に被害者がいるとは思ってもいませんでした。
第一四半期の損益は真っ赤
問題発覚以降、TATERUの経営が傾きます。
そして昨日、19年12月期第1四半期の連結最終損益は60.4億円の赤字(前年同期は4.3億円の黒字)に転落したことが発表されました。
また、未定としていた19年12月期の年間配当を無配にするとともに、株主優待制度を廃止すると発表したことから本日売りが殺到しています。
以下のような残念な発表が公開されていました。
1.配当予想の修正及び株主優待制度の廃止の理由
当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題の一つに位置付け、継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針としております。しかしながら、これまで未定としておりました 2019 年 12 月期における配当予想について、現下の収益状況および今後の業績動向を踏まえ、誠に遺憾ながら、中間配当予想及び期末配当予想を無配に修正することを決議いたしました。
また、株主優待につきましても、株主の皆様の日頃からのご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、より多くの株主様に当社株式を保有していただくことを目的として、毎年 12 月 31 日現在の当社株主名簿に記載または記録された1単元(100 株)以上の株式を保有されている株主様を対象とし実施しておりましたが、併せて廃止することといたしました。
株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、何卒事情をご理解いただき、引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後の望みの株主優待までなくなり個人投資家たちが投げ売りしているのでしょう。
これはもうギャンブル的な投機以外に保有理由なし状態です。
【2019年6月18日追記】ついに業務停止命令
ついに国土交通省はTATERUに対して業務停止命令を出す方針を固めました。
会社ぐるみで改ざんし、不正が全国に広がっていることを問題視し、行政処分に踏み切るとのことです。
いよいよTATERU終了でしょうか・・・。
お義父さん元気を出して
さて、お義父さんがTATERU株を手放したのかどうかがすごく気になるのですが、その点に触れると元気をなくしてしまいそうなので会っても触れないようにしたいと思います。
でも心の中では応援してますよ!お義父さん!
私も今日ベクトルの含み損がついに100万円突破しましたから。
強い心をもっていっしょにがんばりましょう。
#私の心の苦しみはこちら。
アカン。お義父さんの心配をする前にこっちが倒れそう。
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