トヨタAA株の配当金を受け取りました。
2019年3月期は、税引き前で100株あたり10,550円の配当金です。(利回り2.0%)
次回からは100株当たり13,200円にアップします。(利回り2.5%)
トヨタ自動車さん、ありがとうございます。
将来、子供の学費として活用させてもらいます。
トヨタAA株とはどんな商品?
トヨタAA株の正式名称は、「トヨタ自動車株式会社第1回AA型種類株式」です。
2015年に発行された優先株(配当金や、会社を清算する時の残余財産を優先的に受け取る権利を持つ株式)で、発行価格は1株10,598円です。
通常のトヨタ株よりだいぶ高いですが、そのかわり、請求をすればトヨタが発行価格で買い取る事実上の元本保証株式です。
しかも、議決権付きです。
元本保証と言われるとすごく魅力的なのですが制限もあります。
まず、非上場の株式になるので、普通株のように市場で売買することはできません。
また、最低5年間は保有することが義務付けられます。
いくつか制約はあるものの、それでも元本保証というのは素敵♪
売却時に値上がりしていれば、普通株に転換して利益確定も可能
実はこのAA株、5年経っていれば売却以外にも普通株に転換することもできます。
ただし、普通株よりはだいぶ高い値段(発行価格1株10,598円)で買わされていますので、もし売却時に1株10,598円より高くなっていれば普通株に転換することにより利益確定が可能になります。
現在の普通株の株価から見ても10,598円だなんてまだまだ見えてこないような数値ですので、今のところ普通株に転換せずそのまま発行価格で買い取ってもらうことになるでしょう。
もし株価が利益確定できるくらいの高値に上昇したときは、結果的にはAA株より普通株を買っておいたほうが儲かったことになりますね。
トヨタAA株の利回り
さて、トヨタAA株は、普通株の配当金とは異なり、はじめから配当金額が決まっています。
発売された2015年は年0.5%の利回りで、毎年0.5%ずつアップして5年目以降は年2.5%になります。
6年目以降は2.5%のままで打ち止めです。
- 2015年度 0.5%
- 2016年度 1.0%
- 2017年度 1.5%
- 2018年度 2.0%
- 2019年度 2.5%
- 以降は2.5%で固定
トヨタが潰れるまでの間は、ずっと2.5%の配当金を元本保証でもらい続けることができます。
銀行金利が2.5%をこえるような状態にでもならない限りは、私もずっと保有を継続するつもりです。
2015年発売時は完売
2015年トヨタAA株式が販売されたときは、人気化しすぐに完売してしまいました。
日本人は元本保証が大好きですから、この手の商品は壮絶な奪い合いが発生します。
トヨタAA株を取り扱っていたのが野村証券のみで、得意客にばかりたくさん売って、小口投資家にはまわさなかったり100株しか与えなかったりしていたので、買いたい数量買えない人が多かったみたいです。
我が家も目いっぱい申し込んだのにも関わらず、割当は100株のみでした(涙)
また、野村は100株のみ与えた顧客に対してもファンドラップなどという悪質な商品を同時に売りつけるなどしてやりたい放題していたようです。
そんなことばかりしているから野村は顧客からの信頼を失って、この前も大きな赤字を発表していましたよね…。
第二回発行はあるのか?
さて、人気化したAA株ですが、第二回目の発行はあるのか気になっている方も多いと思います。
しかし、その期待は捨て去ったほうが良いかもしれません。
というのも、第一回目の発行のときも海外からの機関投資家からの評判がすこぶる悪かったのです。
資金調達の目的を、表向きは次世代技術への投資を言いながら、実際は日本国内の物言わない株主を増やすことでした。
これは、海外の投資家からしてまったくメリットのないことです。
実際に、AA株の発行に対して、株主総会では24%もの反対票が投じられました。
ですので、2回目が絶対にないとまでは言いませんが、またボコボコに叩かれてまで無理に発行するかどうかは正直疑問です。
可能性は低そうだけど、もし発行されたらまた買いたいな♪
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