時事通信の記事で気になる記事が出ていました。
損害保険ジャパン日本興亜が2020年度末までに、従業員数を17年度比で4000人程度減らす方針であることが24日、分かった。
全体の約15%に相当する。
ITを活用し、業務の効率化を進める。
余った従業員は介護などを手掛けるグループ企業に配置転換し、新卒採用も抑える。
希望退職者の募集は予定していない。
20年度末の従業員数は2万2000~2万3000人程度に減り、人件費などを年約100億円圧縮できる見通し。
金融業界では、三菱UFJフィナンシャル・グループなど大手行も、ITを活用した人員削減を急いでいる。
またこの手のニュースですか。。
IT化を推し進めることに余剰人員が生まれ、その結果、4000人削減だなんてかなりのインパクトです。
今後色んな業界でこんなことが進んでいくのでしょうか。
IT化が進み、そんなにたくさん従業員がいらない社会になってしまったとき、我が子がちゃんと就職できるのか心配になってきました。
といっても我が子はまだ2歳なので大学まで行くとすると就職するのは20年後なんですけどね。
そのときは社会情勢が大きく変わっていそうです。
子供の心配の前に自分の心配をしなさい
大手企業が人を減らそうとしている
最近皆が知る大会社までもがどんどん人を減らしにかかってます。
例えば以下のような会社です。
いずれもみなさんが聞いたことがある会社ではないでしょうか。
日本ハム : 45歳以上、200人を募集(全社員の約1割)を対象に早期退職募集。
富士通 : 2020年度をめどにグループ全体で5000人規模の配置転換。(営業やSE職に)
NEC : 特定部門の45歳以上が対象で募集人数に上限なしで早期退職募集。結果、早期退職への応募者2170人。
アルペン : 45歳以上64歳未満の社員を対象に約300人を対象に早期退職募集。355人が応募。
アステラス製薬 : 国内従業員の1割弱にあたる600人を対象に早期退職募集。2014年にも300人募集して430人が早期退職へ応募。
エーザイ : 45歳以上に早期退職募集。100人程度を見込んでいたが300人もの応募があった。
協和発酵キリン : 45歳以上、約1600人(全従業員の約4割)を対象に早期退職募集。
大正製薬ホールディングス : 40歳以上の約3000人(全従業員の約15%)を対象に早期退職募集。
カシオ計算機 : 45歳以上の一般社員と50歳以上の管理職、合計700人を対象に早期退職募集。156人が応募。
インターネットで検索していると他にも例が出てきます。
恐ろしい話です。
これらの会社はIT化が原因というわけではなく、主力製品であったり従来型ビジネス売上が落ちてきたからという理由がほとんどのようです。
中には業績は悪くないけど、体力がある今のうちに、将来のため人員の整理を済ませておこうとしている会社なんかも・・・。
皆が知る大企業でさえもこんな調子なのですから、他の企業が追随してもおかしくありません。
明日は我が身です。(私は既に無職ですけど・・・。)
対象はだいたい40歳以上
こういったリストラのニュースが出ると、対象はだいたいが40歳以上とか45歳以上というものが多いです。
日本企業だと年功序列が強いですし、若い間は働きのわりに給与が低いことが多いです。
そのかわり年を重ねれば働き以上の給与がもらえるようになります。
昔は会社が最後まで面倒を見てくれる終身雇用が前提でしたのでこのような仕組みで問題なかったのですが、若いうちだけ安く使われて40越えたら捨てられてしまう社会になってしまうなんて、厳しい世の中になりました。
ただ会社としては40歳以上全員に出て行ってほしいわけではなく、優秀な人にはもちろん残ってほしいわけです。
出て行ってほしい側の人間にならないように、会社員は、会社にぶらさがるだけでなく日々知識・スキルを磨いていく必要がありますし、捨てられる可能性の低い職種に就くことは非常に重要だなと感じています。
今後も人から必要とされそうな職業に就くことです。
スキルアップせな捨てられるで
子供にはIT産業に進んでもらうべきか
以上のようなことを踏まえて、考えましたが・・・
ITやAIにより仕事が減っていくのであれば、短絡的に考えるとITやAIを創造する側になれば良いと思うのですがどうでしょうか。
事実、将来IT人材が何十万人も不足するというニュースをよく見かけます。
子供向けのプログラミングスクールも人気のようですし、本人が興味を持てるのであればぜひ学ばせてあげたいと思います。
一昔前はIT系はブラックと言われてきましたが、今は働き方改革が進み、そうでもないようです。
とある大手IT企業では月20時間以上残業してしまうと役員に報告されてしまうシステムが採用されていたりして、比較的はやく帰れているようですよ。
子供が興味を持ったのがITでなかったとしても、40歳とか45歳以上になってもいらない人と判断されないように、常に新しい知識を勉強し続ける人になってもらいたいです。
そのためにはまず親が絶えず勉強している姿を子供に見せないといけませんね。
結局資本家が最強
もしくはなんとかして資本家になってもらうかです。
例えば、今回ニュースとなっている損保ジャパン株の配当利回りは4%弱程度あり、結構高いです。
労働者に払うお金はなくても株主に払うお金はたっぷりあるということですね。
資本主義経済では、労働者より資本家が豊かになっていきますので、売れっ子労働者を目指すより、その上に資本家を目指すように誘導したほうが良いかもしれません。
けっきょく ぼくが いちばん つよくて すごいんだよね
まあ子供の心配をするまえに自分の老後の心配をしたほうが良いかもしれませんが。
子育て問題関連記事です。
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