ベトナム株おすすめ銘柄の紹介!活気あふれる親日の国です。

インドネシア、フィリピンについでASEAN第3位の人口を有し、高い経済成長率を誇るベトナム

 

ポスト中国とも呼ばれ、日本企業に限らず各国の企業がこぞってベトナムに押し寄せています。

 

ここ数年は、企業決算が概ね良好なうえに、多数のIPO国営企業の民営化が実施され、多くの外国人投資家を呼び込む材料になりました。

 

今回はそんな勢いにのるベトナムのおすすめ銘柄を紹介します。

ベトナム株の歴史

銘柄を紹介する前にベトナム株の歴史を少し紹介します。

 

実は、ベトナム株式市場の歴史はまだまだ浅いです。

ベトナム株式市場は2000年7月、証券取引所が開設されVN指数100からスタートしました。

開設からまだたったの19年ということは私より若いじゃん!!

 

スタート時はたったの2社しか上場していなかった

私も最近まで知らなかったのですが、ベトナム証券取引所がオープンした当初は上場企業が2社しかなかったそうで、株式の供給不足から1年でVN指数が5倍にも跳ね上がりました。

 

今の日本だと何千もの銘柄から投資対象を自分で選択できますが、当時のベトナム市場には選択肢が2つしかないのだからみんなそのどちらかを買うしかありません。

選択肢がないせいで資金が集中してしまい、株価がどんどん上がっていったのでしょう。

 

しかし、さすがに加熱しすぎな状態を重く見たベトナム政府が上場銘柄を増やすことを発表し、その影響により数ヵ月で指数は半分以下まで下落。

 

その後もじりじりと売られ続けることになり、バブルに乗った投資家は全員撃沈してしまったようです。

 

これがベトナム株一度目の撃沈です。

 

二度目の撃沈

そして次は二度目の撃沈タイミングについてです。

 

世界がITバブルから立ち直ったころには、ベトナムだけでなく多くの新興国に資金が流入し、完全にイケイケドンドンな状態になっていました。

とりあえず借金してでも買っておけみたいな状態です。

もうこの時点でやばさそうなニオイがプンプンしてますよね。

 

当時、ホーチミンを中心とした都市部の不動産価格が高騰、株価も高騰、2007年頃にはVN指数は1000を超えるまでに膨れ上がっていました。

 

そこからは皆さんご存知の通り、サブプライム問題に巻き込まれて、もし自分が巻き込まれていたら失神してしまうであろう強烈な下落に見舞われます。

 

一時期1100を超えていたVN指数は200ポイント台まで下落。

指数が8割下落って怖すぎる(汗)

 

もともと期待が高すぎてかなり割高になりすぎていたことや、多くの企業が有償増資を繰り返し市場の資金を吸い上げてしまったことが重なり、下落が止まらなかったようです。

 

これでバブルで調子に乗っていた投資家は再び撃沈してしまいました。

 

歴史は繰り返します。

 

そして今

その後は地道に回復して、世界的な経済成長にも支えられ、今度こそバブルではなく実力で上がってきていると信じています。

 

今も先進国株式市場と比較するとまだまだ投資環境が整っているとは言い難いですが、2000年のときの市場と比べれば環境は劇的に良くなっています。

 

環境整備が進むにつれて、少しずつベトナム株の魅力が広まり認知度も高まっていくでしょう。

今度こそ・・・、そんな期待が膨らみます。

 

ホーチミン証券取引所ハノイ証券取引所の差

それからもうひとつ前提知識を紹介します。

ベトナム株に手を出している方々が耳にする言葉としてホーチミン市ハノイ市場という言葉がありますが、その差をご存知でしょうか?

意外と知らない方も多いと思いますので簡単に説明したいと思います。

 

ホーチミン東証一部的な扱い

ホーチミンハノイもご存知のとおりベトナムの主要都市なのですが、そこに証券取引所が開設されており、それぞれ上場するための基準が異なっています。(これらとは別にUPCOMと呼ばれる市場もあるのですが、一般人があまり意識する必要のない内容なので今回はいったん除外します。)

 

誤解を恐れずに言うと、ホーチミン東証一部でハノイ東証二部や新興市場みたいなイメージで良いと思います。

 

そして普段からよく目にする「VN-index(ベトナムVN指数)」というのはこのうちホーチミン証券取引所に上場している企業で構成される指数となっています。 

では次に二つの市場の上場条件の違いを説明します。

 

ホーチミン証券取引所上場条件
  • 最低資本金 : 1200億ドン(約6億円)
  • 上場基準 : 株式会社として設立された後、2年以上経過していること等
  • 株主数 : 株式の20%以上を小口株主が300人以上が保有
  • 特徴 : 大企業中心

 

ハノイ証券取引所上場条件
  • 最低資本金 : 300億ドン(約1億5千万円)
  • 上場基準 : 株式会社として設立された後、1年以上経過していること等
  • 株主数 : 株式の15%以上を小口株主が100人以上が保有
  • 特徴 : 中小企業中心で全体の時価総額ホーチミンの20分の1程度で規模が小さい

 

やはりホーチミン市場上場銘柄が安心

ホーチミン市場はベトナムでのそこそこの有力企業が集まっているので比較的安心です。(安心といっても新興国なので要注意であることには変わり有りません。ベトナム内では優等生という意味です。)

 

ホーチミン市場に上場している企業であれば、ビングループ(VIC)ビナミルク(VNM)など、証券会社のレポートが日本語で公開されている企業もあります。

 

一方で、ハノイは将来飛躍する可能性を持っているがリスクも高い典型的なハイリスク・ハイリターンな投資先というイメージです。

 

日本語で公開されている情報が極端に少なく、何やっているのかよくわからない企業も多数です。(それを言ってしまうと、ホーチミン市場上場銘柄ですら、レポート等がなくよくわからない企業が多いですが・・・。)

 

というわけで、投資対象をスクリーニングする際に、ホーチミンに上場しているのかハノイに上場しているのか少し気にしてみてください。

ご自身のリスク許容度に応じて市場を決めていきましょう。

 

日本国内から購入できる有名銘柄たち

さて、お待たせしました。

国内の証券会社から購入できるおすすめ銘柄を見ていきましょう。

 

ビナミルク(VNM)

ベトナム株といえばまずこれ。乳製品最大手

牛乳市場、ヨーグルト市場で圧倒的なシェアを占めており、その時価総額は現在ベトナムナンバーワン。

ベトナムの所得水準向上とともに乳製品需要の向上が期待できる他、輸出による販売量拡大も進めており、今後も株価は堅調に推移していくと思われます。

 

ビングループ(VIC)

不動産開発最大手。

米フォーブス誌によるベトナム長者番付で第1位のファム・ニ ャット・ブオン会長が一代で築き上げたベトナム最大のコング ロマリットで、レジャー施設、高級マンション等だけではなく子会社を通じて事業を多角化しており、もう何の会社か分からなくなってきています。

自動車産業にも参入しており、同社ベトナム初の国産車「ビンファースト」として発売する多目的スポーツ車、セダンなどのデザインを発表したことをきっかけに、その期待感から2018年頃に株価が急上昇しました。

 

ビンコムリテール(VRE)

ビングループ傘下の会社でショッピングモールの開発・運営を行っています。

近年、ベトナムの中間所得層の増加に伴い、ベトナムの小売売り上げも飛躍的に増加しています。

ビンコムリテールは今後もショッピングモールを増やしていくようで、当面は賃貸収入の拡大が期待できそうです。

これまでは都市部を中心に開発を進めていた同社ですが、今後は郊外も開拓しているようです。

中長期でみるとまだまだ伸びていきそうですが、既に時価総額が大きすぎるのか株価はイマイチ伸びていません。

 

サイゴンビール(SAB)

ビール最大手の企業です。

 

もともと販売していた低価格帯のビールだけでなく、最近は高級志向のビール開発にも注力しており、ベトナムビール市場のなんと約6割のシェアを有しています。

 

近年、先進国を中心に世界のビール離れが進んでいますが、ベトナムはまだまだビール消費量の拡大が期待できそうです。

 

というのも、ベトナムでは近年経済発展に伴い所得水準が急速に上昇していっております。

今後もこの傾向が続くと考えられており、所得水準の上昇とともにアルコール消費層の拡大が見込まれます。

 

実はベトナムではアルコール飲料のほとんどがビールであることから、ベトナムは世界有数のビール消費国となっています。

実際東南アジアでのビール消費量は、既にベトナムが1位という状況です。

 

なんと地元のビールは水より安いそうですよ。

酒が水より安いなんて日本ではなかなかイメージできませんが、ベトナムに限らずヨーロッパのほうでも普通にある話です。

酒好きにはなんともうらやましい話なんでしょうけど、私のようにお酒が苦手な方にはあまりうれしい話ではありません。

 

このように、ベトナムはビール業界にとってとてつもなく魅力的な市場ですから、外資系のビール会社も次々ベトナムに進出してきています。

 

近年外資系が少しずつシェアを伸ばしてきてはいるようですが、それでも今はまだ地元のサイゴンビールのシェアが圧倒的です。

 

外資系の中で健闘しているのはハイネケン、タイガービール、カールスバーグです。

 

ベトナムの国内メーカーだと、ハノイビール・アルコール飲料総公社(ハベコ)という会社もありますが、現状サイゴンビールには突き放されている状況です。

 

ちなみに、サイゴンビールは上場時に連続ストップ高を成し遂げていたりします。

サイゴンビール連続ストップ高

一体何連騰してるの!?すごすぎる!!

 

ベトコムバンク(VCB)

大手国営商業銀行。

ベトナム国内でクレジットカード・デビッドカードの発行数ナンバーワン。

海外進出も果たしています。

ベトナムの銀行株を買うなら選択肢のひとつに必ず上がる銘柄ではないでしょうか。

 

日本のみずほ銀行は、ベトコムバンクと2011年に資本業務提携を締結しており、ベトコムバンク株の15%程度を保有しているようです。

 

ちなみに、2017年8月から、ベトナムの銀行が破綻した際に国の預金保険期間が預金者に支払う金額の上限が、約25万円から約37万円にアップしています。(約1.5倍)

これは、銀行が今よりは人々に信用されるようになるということですので、ベトコムバンク(VCB)含むベトナムの銀行株にとってはちょっぴりプラスの材料かもしれません。

 

とはいえ、37万円という数値は、絶対額でみるとたいした金額ではなく、周辺の国(マレーシア、 タイ、シンガポール)などと比べても圧倒的に少ない金額です。10分の1位程度です。

 

カンボジアミャンマーなどの保護金額がゼロの例外はありますが、それらの国を入れたとしても東南アジア全体で下から数えたほうが早い位置です。

 

日本の場合は、みなさんご存知のとおり、利息のつく普通預金、定期預金、定期積金などは、1金融機関ごとに合算して、元本1,000万円までと破綻日までの利息が保護されます。(当座預金は全額保護)

 

日本の1000万円という数字を知っているせいで、ベトナムの37万円という数字を見ても、豆粒のような小さいものにしか見えません。

 

日本人の1ヵ月分の収入くらいの金額です。

 

ベトナムの平均年収が日本の10分の1以下だとしても低く感じてしまいます。

 

日本だと、ちょっとした小金持ちの方は複数銀行に1000万円ずつ預金していたりしますが、ベトナム人だと37万円ずつ複数銀行に預けなければならないってことですよね。

 

日本人は銀行を比較的信頼している方が多いですが、ベトナムをはじめ発展途上国では銀行に対する信頼感が乏しく、銀行にお金を預けたとしても比較的短期の預金を選好する傾向があるそうです。

さらにいうと、預金よりもむしろ不動産や乗用車・ 二輪車といった実物資産への投資をしていくんだとか。

そのため、銀行は預金獲得に結構苦労しているようです。

 

加えて、ベトナムの場合はこの低い預金保護金額上限。たったの37万円!

少しでも銀行経営が怪しくなってくると、取り付け騒ぎが起きてしまい、収拾がつなかくなってしまいそうです。

 

実際にはその前に危ない銀行を国有化してしまって混乱が発生しないようにしているようですが、取り付け騒ぎにせよ国有化にせよ株主にとっては全くいいことはないです。

 

今後も国には預金保護金額上限を上げていってほしいですし、銀行側も経営を安定化させて、預金者に信頼されるようになっていくことを願います。

 

それによって余裕を持って資金調達できるようになり、さらに経営安定化すると、ベトナム銀行株を保有されている方々は、株価上昇&増配で美味しいおもいができるかもしれません。

 

ホアファット グループ(HPG)

鉄鋼大手。

鉄鋼事業の他、工業事業として家電、冷蔵庫、家庭用および事務用家具なども販売しています。

 

ホアセン グルーブ(HSG)

ベトナムの建設用鋼板大手。

>米国、日本、ASEAN諸国などに輸出をしており、業績は絶好調。

国内のインフラ投資拡大とともに潤いそうな企業です。

 

ベトジェット航空(VJC)

ベトナム最大手格安航空会社。

ベトナムでは、国民の所得水準の高まりや海外渡航ブームの広がりによって、航空市場が拡大しています。

逆にベトナムを訪問する旅行者の人数も増えており、同社にとっては追い風になりそうです。

成田~ホーチミン間も就航していますから、私たちも今後乗る機会があるかもしれませんね。

 

サイゴン証券(SSI)

ベトナムの最大手証券会社。

現地大手証券会社として広く知られ、ホーチミン証券取引所のブローカレッジ業務においてマーケットシェア第 1 位を誇っています。

なんと、日本の大和証券筆頭株主で、持分法適用関連会社となっています。

 

 

似たような例でいうと、SBIホールディングス(8473)はFPT証券の株式の20%を取得、日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)はペトロベトナム証券株式会社の株式の15%を取得ということで、どこの会社も競って東南アジアでのビジネス展開戦略を練っているようです。

 

ベトナム株の上昇により株式市場に注目が集まれば売買手数料が増えてくれるかもしれません。

 

FPT(FPT)

電気通信事業やソフトウェア開発を手掛けており、日本から依頼されたシステムを開発するオフショア開発もやっています。

外国人投資家からは根強い人気がある銘柄です。

この時代ですから、やはりIT系企業には期待してしまいますよね。

 

ミリタリー商業銀行(MBB)

ベトナム全土に展開する大手銀行。

商業銀行業務、デリバティブ商品取り扱い、保険代理店業務などを手掛けます。

 

ベトナム株の取扱いがある証券会社

ベトナム株の売買ができる証券会社は、大手ネット証券では、SBI証券です。

日本株より手数料が高いですが、中長期で投資する前提ならぜひおすすめです。

将来の成長に期待しましょう。

 

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